京都府京都市の清水寺近くにある『霊山歴史館(りょうぜんれきしかん)』は、昭和45年(1970)に創立した資料館です。幕末・明治維新期の歴史を専門的に扱っています。管理・運営は、公益財団法人霊山顕彰会です。
館内では、幕末を生きた坂本龍馬を中心に、龍馬との関わりがあった桂小五郎(木戸孝允)・西郷隆盛・高杉晋作など勤皇・倒幕の志士ゆかりの品を展示しています。
ほかにも京都守護職や京都見廻組といった幕府側の面々と、新撰組に関する肖像画・写真・遺品・遺墨も所蔵。定期的に約5000点を超える収集資料から、約100点を公開する展覧会も開催しています。
所蔵品のなかには、近藤勇や土方歳三が使っていた刀、坂本龍馬を斬った刀、池田屋事件に関する書状、高杉晋作が愛用していた鉄扇など、幕末志士たちの息吹を感じられる貴重なものがたくさんあります。
クイズコーナーや撮影コーナー、幕末に使われていた鉄砲を触れる体感コーナーなど、展示品を鑑賞する以外の楽しみ方ができる工夫をたくさん施しているのも魅力です。子どもたちに維新の歴史に触れてもらいたいという目的から、毎年8月は「夏休み子供歴史教室」を開催!
歴史好きの方はもちろん、子どもや幕末史に詳しくない方でも、目で見て・体験して展示を楽しめます。