広島県広島市中区袋町に位置する『袋町小学校平和資料館』
は、かつて第二次世界大戦(太平洋戦争)末期の1945年(昭
和20年)8月6日午前8時15分にアメリカ軍が日本の広島市に
対して投下した原爆が落とされた爆心地から460mの位置にあ
った小学校。かろうじて西校舎が残り、被災した小学校の一
部を資料館として一般に公開しています。
当時の8月6日には、たまたま遅刻し、地下にある下駄箱に靴
をはきかえに降りた兄弟2人と、裸足で遊んでいて先生に「
靴を履いてきなさい」と叱られ地下に靴を取りに行った1人
の3人が生存したと伝えられています。
施設内には、「わが子の安否を問う保護者、被爆した教え子
をやっと探し当てた教師、わが子の死を伝える」悲しみの伝
言13件が壁に残されています。また伝言発見のいきさつをま
とめたビデオを見ることができます。