”奈良といえば大仏”と誰もが思いつく有名な「奈良の大仏」がまつられているお寺。
東大寺のご本尊はその「奈良の大仏」として知られる盧舎那仏(るしゃなぶつ)です。
別名を金光明四天王護国之寺とも呼ばれます。
728年、聖武天皇が皇太子供養のため建立した金鐘寺が東大寺の始まりです。
741年には聖武天皇が仏様によって国を不安を解決しようと、各国に国分寺を建てることを命じました。
金鐘寺を大和の国分寺とし、当時建てた国内60箇所の国分寺の総国分寺として金光明寺と改称しました。
さらに、745年の大仏が造られる際に今の名前の東大寺となりました。
これまでに幾度か伽藍は焼失しましたが、人々の努力によりその度に再建されました。
現在の伽藍は1709年に再建されたものです。
毎年3月に行われる「お水取り・お松明」は有名で、
実際には2月後半から始まる前行とあわせると約1ヶ月にも及ぶ大きな法会です。
天平勝宝4(752)年に始まってから1回も途絶えることなく続く伝統行事です。