歴史
宇治橋は、日本三古橋のひとつとされ、奈良元興寺の僧道登によって大化2年(646)に架けられたとされています。橋寺放生院の「宇治橋断碑」にそのいわれが刻まれており、古代の歴史が息づくことがわかります。その歴史的な経緯は、この地に訪れる人々に感慨深い思いをもたらしています。
見どころ
宇治橋は、1996年に桧造りの高欄と青銅製の擬宝珠を冠した伝統的なデザインで架け替えられました。上流側に張り出した「三ノ間」は、守護神「橋姫」を祀った名残りや、豊臣秀吉のお茶の水取り場としての役割もあります。この風光明媚な橋からの眺望は心を落ち着かせ、訪れる人々に感動的な休息をもたらしています。また、宇治の名水を使った茶まつり「名水汲み上げの儀」もこの場で行われ、歴史と文化が融合する魅力が広がっています。