大阪府泉北郡忠岡町にある『正木美術館』は、1968年開館。
忠岡の素封家《正木孝之》氏が長年にわたり収集した水墨画
を中心に展示する中世禅林文化の宝庫として親しまれる美術
館。★運営は、公益財団法人正木美術館。
水墨画鑑賞にふさわしく静寂な雰囲気に包まれた本館・新館
の設計は《正木孝之》自ら設計。館内の収蔵品は「絵画、墨
蹟、茶道具、美術工芸」多彩な分野にわかれ、そのうち国宝
3点、重要文化財12点を含む1200点を多く収蔵・展示。メイ
ンの水墨画は鎌倉、室町時代の日本の中世絵画史に残る作品
は、我が国が誇るべき文化遺産として高く評価。
また毎年「春季展」と「秋季展」の2回展覧会を開催。水墨
画、墨蹟といった禅宗文化の遺作を中心に、工芸品、彫刻、
茶道具を多く展示。毎回工夫をこらしたテーマ展を楽しみに
している人も多い。