創建1900年の歴史をもつ櫛田宮は、神埼荘の総鎮守で、祭神は、櫛稲田姫命、須佐之男命、日本武命です。景行天皇によって建てられたと伝えられています。永久3年(1115年)鳥羽天皇が社殿を修造された際に、本告道景、伴兼直が、勅使として地方へ下り永住、本告、執行両家の祖となりました。江戸期には藩主鍋島氏の保護のもと、社領41石2斗が寄進され、祭祀料・修繕費などが支給されています。境内には、櫛稲田姫がヤマタノオロチの厄災をのがれたと伝えられる、石造の酒甕(オロチの酒甕)や、神馬の石馬、寛政7年に製作された庚申天などがあります。