平成元年(1989年)10月1日に鳴滝塾跡の隣地に建てられたシーボルト記念館は、江戸時代後期に来日し長崎で蘭学を教えたフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの業績を顕彰するために開設されました。
シーボルトは現在のドイツ・バイエルン地方出身の医師で、1823年に出島のオランダ商館医として来日、日本に近代西洋医学を伝え日本の近代化に貢献しました。
オランダのライデン市内にあるシーボルトの旧宅、玄関部分はシーボルトの祖父カール・カスパルの旧宅を模して造られています。
館内常設展示室ではシーボルトの生涯が紹介されています。また年数回、企画展・特別展が行われています。