大分県日田市南友田町に建つ『日田杉資料館(ひたすぎしりょうかん)』は日田の林業の歴史が始まった時代から現在までの歴史がわかる資料を収蔵・展示する全国でも珍しい木の資料館。
施設建物は日田杉の構造用大断面集成材を多く使用した木造2階建て。面積は724㎡。建物全体が過去や現在における木造建築の良さを多く取り入れており内部の展示物同様見応え充分。
館内には平成3年に大型の台風が九州を襲われ倒れてしまった宮園神社の御神木だった樹齢500年、直径約180cmの大杉を展示。また「日田林業、和室、製材・伐採道具、大工道具、継手・仕口」など日田林業の歴史や木材産業の歴史の流れがわかる資料をテーマ別にわかりやすく紹介。林業における変遷や様式を見て学べる人気の施設となっている。