長野県松本市の中町通りにある『松本市はかり資料館』は、
1902年(明治35)創業。1986年(昭和61)まで営業していた「旧
竹内度量衡店」の建物を松本市が譲り受け、1989年(平成元
年)に開館した、「測る、量る、計る」道具と関連資料を収
蔵・展示する施設。
建物は、なまこ壁の土蔵と洋風建築の蔵座敷がある中庭で構
成され、周りの閑静な環境に上手く溶け込んでいるのも是非
見て欲しいポイント。
建物内の主な展示資料は、両替天秤、繭の雌雄選別器、毛髪
湿度計、テミスの像、ロバーバル機構など貴重なはかり約12
0点を展示。また江戸時代から昭和初期のはかり、なども見
ることができる。また毎年11月3日には「今昔はかり展」を
開催。生活で普段使われているはかりの奥深さがわかる内容
となっている。