歴史
温泉薬師瑠璃殿は、文化6年(1809年)に地元の人々によって再建された北向観音境内の薬師堂です。かつては大師湯の西隣にありましたが、寛保2年(1741年)の湯川氾濫により現在の場所に移されました。温泉の薬効と薬師如来のご利益が結びついた温泉薬師信仰の象徴です。
見どころ
北向観音の境内に位置する温泉薬師瑠璃殿は、崖に建てられた薬師堂として特徴的です。「瑠璃殿」という名前は、薬師如来の「瑠璃光如来」に由来し、温泉の薬効と薬師如来の救済の力を表しています。崖に建つその姿は、厳かな雰囲気と信仰心を呼び起こします。