隆起珊瑚礁が東シナ海の荒波に浸食されてできた天然の巨大な洞穴。フーチャは琉球語で「吹き上げる」という意味だそうです。
海が荒れると潮の加減によっては海水を10メートル以上も吹き上げ、ダイナミックな景観を見せる。季節風や台風時には20~70mになることもあります。その理由は隆起珊瑚礁でできた沖永良部島の北海岸側に、東シナ海の荒波によってその隆起珊瑚が洞窟のようにえぐりとられ、さらには洞窟の奥部分の天井面が侵食されなくなったため、季節風や台風などの波の高い日はそこから20~70mも潮を吹き上げることから「フーチャ」と呼ばれるようになった、いわゆる潮吹き洞窟のことです。
岩場の中に1箇所だけ穴があり、波の高い日は、そこから吹き上げる波が大迫力です。