馬毛島は、大隅諸島の島の一つです。
面積は8.20km²、周囲16.5kmの島です。最高地点は島中央部の岳之越の71.7m、地勢は低くて平らな地形。島には河川がなく地質は農業に適しません。
島内には、ニホンジカの1亜種であるマゲシカが棲息しています。またこの島の周辺は好漁場となっています。明治以降は牧場としての利用が試みられましたが、太平洋戦争末期の1944年に海軍の防空監視所が設置されたことに伴って無人島となりました。
2007年に硫黄島に代わるアメリカ海軍空母艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)に利用する可能性が報道されました。これに対し周辺自治体議会は反対決議を可決。2009年(平成21年)12月には、沖縄県宜野湾市にある普天間飛行場の移設候補地として検討されました。馬毛島開発は島で土木工事を進めており、4,000m級の滑走路を建設するとしていました。