モッ立岩は奥尻島の南西岸にある御影石でできた奇岩の1つです。
このモッ立岩には伝説があり、かつて一人の未亡人が、この磯に岩ノリを採りに来てこの岩を発見。亡くなった自分の亭主の体の一部にあまりに似ていたので、喜び懐かしみ、そのままの名を付けることに恥ずかしさを覚え、上の一文字を抜いて、「モッ立岩」と呼んだことから、その名が付いたと言われています。
このモッ立岩にはさらに大人向けの伝説があり、元々モッ立岩は奥尻島東海岸の鍋釣岩の隣に立ち夫婦岩と呼ばれていたそうだが、しかしある時、モッ立岩は大好物のアワビを求めて人里離れた西海岸に浮気してきたと言われています。モッ立岩は道道から海岸まで降りて間近で見ることが可能です。