兵庫県神戸市中央区にある『シュウエケ邸』は、1896年(明
治29)に多くの異人館を手がけた、イギリスの建築家《A.N.
ハンセル》が私邸として建築。公開異人館の中で、実際に人
が住んでいることでも知られる重要伝統的建造物群保存地区
「北野町山本通」の伝統的建造物。
建物の外観は、ゴシックを基調するコロニアルスタイル。現
在もシュウエケ家の自邸として使用。庭園と1階の一部を一
般に公開。広い庭園は芝生に石灯籠を配置し和洋が調和され
たデザインが特徴的。
また館内の1階部分のダイニングには、クラシカルなインテ
リアで統一された豪華なシャンデリアや暖炉。他にも多くの
優雅なフランス製の家具を配置。また壁面に明治時代の浮世
絵約200点が飾られており自由に回覧することができる。