滋賀県大津市神宮町の近江神宮境内にある『常行時計館宝物館(おうみじんぐうとけいかんほうもつかん)』は、近江神宮御鎮座70年を期して改装。日本初の時計博物館として昭和38年に創立。その後平成22年4月に「時計館宝物館」として開館。和時計や江戸初期の懐中時計など約180点を収蔵・展示する施設。
時刻制度は天智天皇の御代に大津の都に漏刻(ろうこく)を設置したのが始まり、時間をさかのぼると約1300年以上前。初めて漏刻を用い鐘鼓を鳴らして時を知らされたことが日本書紀に記されており今の時の記念日の由来となっている。
施設内には日本国内の最古級の懐中時計や和時計をはじめ古今東西の時計を多く展示。また2Fでは複製された重要文化財「楼閣山水図屏風」や、「河井寛次郎の陶器」。刺繍で織った「百人一首織かるた」など貴重な品々を見ることができる。