歴史
滋賀県近江八幡市宮内町にある日牟禮八幡宮は、古くから近江商人の崇敬を受けてきました。国の選択無形民俗文化財とされる「左義長まつり」と「八幡まつり」は、八幡さまの神事として歴史的に重要。境内地は八幡伝統的建造物群保存地区にも含まれ、湖国の風景を彩っています。
見どころ
日牟禮八幡宮は“八幡さま”として親しまれ、近江の守護神として湖国の心に刻まれています。神社本殿裏に聳える屏風岩や森林に囲まれた鏡池は、古代の信仰を伝える象徴。観世流能楽の「日触詣(ひむれもうで)」にも歌い継がれる由緒は、今も脈々と息づいています。毎年3月の左義長祭と4月の八幡祭は、勇壮で美しい火祭り神事として滋賀県を代表する存在で、夜空に舞う松明の炎が訪れる人々を魅了します。