島根県大田市の石見銀山を治めた幕府の代官所跡に建つ『石見銀山資料館(いわみぎんざんしりょうかん)』は、世界遺産に登録された石見銀山の歴史の紹介及び関連する資料を収蔵・展示する施設。
施設建物は、明治35年(1902)に建てられた石見銀山領の行政を司った代官所跡「邇摩郡役所」を利用。門番の詰め所や仮牢の他に
季節により梅、桜、藤、ツツジ、紅葉が見られる「代官所の庭」も必見。百姓一揆が起きた時に代官の逃げ道として使用されたとされる城上神社と勝源寺に繋がる2つの「抜け穴」を見ることができる。
施設内には「絵巻物、古文書、銀鉱石、精錬関係の道具、石見銀山の調査研究資料、奉行代官資料、町方資料」を展示。石見銀山の歴史が詳しくわかる施設となっている。