広島県福山市鞆町にある『いろは丸展示館』は、1989年(平成元年)7月に開館。1867年5月26日に起こった海援隊の船「いろは丸」と「明光丸」の衝突事件に関連する遺物・写真・イラスト・歴史を伝える文化施設。
施設となっている建物は、文化年間(1804~1817)建築の土蔵。妻の中央と両脇をなまこ壁、窓の上に小庇を付けるなど、正面から見ると堂々としており、町中でもひときわ目立つ外観が特徴。また国登録有形文化財に指定されている。
館内には、備後灘で沈んだ「いろは丸」の引き揚げ物などの関連資料を中心として、龍馬のかくれ部屋、沈没状況のジオラマ等でわかりやすく紹介。また高知県の造形作家・岡本驍による等身大の龍馬の蝋人形を見ることができる。