山形県鶴岡市の羽黒山頂に位置する神社境内にある『出羽三山歴史博物館(でわさんざんれきしはくぶつかん)』は、大正4年に「出羽三山神社宝物殿」として創立。(★昭和27年博物館法の指定を受け昭和27年に現在の名称に変更し(1952に創立。)。出羽三山の歴史と文化を物語る考古資料672点、歴史資料135点、古美術資料281点を収蔵・展示する施設。
館内には、出羽三山神社合祀殿の前にある鏡池から出土した500面以上のうち重要文化財に指定された190面の銅鏡や仏像を展示。その他神仏習合時代のすぐれた仏像や南北朝時代の名刀月山など、出羽三山ゆかりの品や、江戸を立ち東北、北陸を巡り岐阜の大垣まで旅した紀行文『奥の細道』で知られる松尾芭蕉に関する資料を見ることができる。