歴史
永平寺は福井県吉田郡永平寺町に位置する曹洞宗の仏教寺院であり、曹洞宗の大本山として知られています。道元によって1252年に開創され、九頭竜川支流の永平寺川上流に広がる広大な境内が特徴です。伽藍の多くは近世から近代にかけて整備され、山門、中雀門、仏殿、法堂、大庫院、僧堂、承陽殿などが連なります。また、釈迦如来・弥勒仏・阿弥陀如来の三世仏を本尊としています。
見どころ
永平のは寺号は「吉祥山」といい、寺紋には久我山竜胆紋が用いられています。フランスの旅行ガイド本「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では二つ星の評価を受けているほか、堂舎群の規模が雄大であり、内部空間や細部の意匠にも優れているなど、禅宗伽藍の規範としても高い評価を受けています。自然環境と一体となった永平寺の境地は、今もなお価値あるものです。