歴史
新潟県の出雲崎町に広がる「芭蕉園」は、俳人松尾芭蕉が奥の細道の旅で訪れた際、吟じた名吟「荒海や佐渡によこたふ天河」が生まれた地。芭蕉が奥の細道の旅の杖を出雲崎にとどめ、その美しい風景に感動し、名句を詠んだ場所です。元禄2年(1689年)にはこの地で吟行され、その足跡が今なお残っています。
見どころ
芭蕉園には、昭和29年に建立された芭蕉真筆の「銀河の序」全文を拡大彫刻した句碑があります。庭園内に佇む芭蕉像も訪れる人々を迎えています。周囲には芭蕉ゆかりの地や良寛の生家があり、俳句を愛する人々にとって足繁く通う場所となっています。園内には俳句ポストもあり、年に一度の選句を行い、美しい自然と詩情が調和する場となっています。