新潟県南魚沼市の八海山山麓の地に建つ『南魚沼市トミオカホワイト美術館』は、「雪国に生まれた作品は雪国に還す」という洋画家《富岡惣一郎1922~94年》の願いから1990年に開館。国内外各地の雪国の世界を描いた油彩画「白の世界シリーズ」約500点を収蔵・展示する施設。
《富岡惣一郎》は、雪国巡礼を通して「白」の美を追求。独特の暗い光沢をもった白絵の具を開発。これは「トミオカホワイト」と呼ばれ、また刀鍛冶に特注した長大ペインティングナイフを用いた技法も開発ことで知られている。
美術館は外観も内装も白。壁面高5m、天井高8m、長さ50mの一室構造の中に、雪国に対する望郷の精神がベースとした「白の世界シリーズ」と呼ばれる国内外各地の雪国の世界を中心とした油彩画を展示。また作品を基にした絵葉書、アルアート版画、画集等を販売するミュージアムショップもあります。