茨城県のかつて室町時代以来の城下町として栄えた古河城の
諏訪曲輪(出城)跡地に建つ『古河歴史博物館(こがれきし
はくぶつかん)』は、市制施行40年を記念して平成2年(1990
)に開館。古河の考古・歴史・民俗資料を収集・保存・展示
する施設。
建物の設計は建築家《吉田桂二》氏。周辺の景観を生かした
優れたデザインは、1992年に日本建築学会賞(作品賞)。19
96年には公共建築賞(建設大臣表彰・文化施設部門)を受賞。
館内には、県指定文化財に指定された鷹見泉石関係資料や、
日本初の頭部・眼球解剖を行った河口信任と河口家歴代にわ
たる医学資料。他にも中世の《古河公方足利》や幕末の古河
藩家老《鷹見泉石》の業績など、古河藩ゆかりの文人、画家
・医学者の作品を展示しています。