歴史
浦山ダムは、秩父市浦山の深い谷に位置し、高低差156mという全国で2番目に高い重力式コンクリートダムです。このダムは、秩父盆地を南から見下ろす素晴らしい展望が楽しめ、堤体内にはダムの機能や歴史を展示する堤体内ギャラリーがあります。ダム外には、スリル満点の約500段の階段が広がっています。また、ダムに併設された浦山ダム防災資料館「うららぴあ」には、ジオパーク秩父特設ギャラリーもあります。
見どころ
浦山ダムからは、秩父盆地が南から一望できます。この盆地は、古代の「古秩父湾」の海の時代に堆積した地層から成り立っており、荒川の侵食によって形成された河成段丘が特徴です。遠くには尾田蒔丘陵などの山々も見え、美しい景色が広がっています。ダムの下には赤色のチャートや泥岩などの地層があり、その中には放散虫の殻からできたチャートも見られます。浦山ダム周辺は、自然と歴史の魅力が共存する場所です。