歴史
高天神城は、戦国時代末期に、武田信玄・勝頼と徳川家康の間で激しい争奪戦が繰り広げられた城です。優美な山の形から「鶴舞城」の別名を持ち、「高天神を制するものは遠州を制する」と言われた要衝でした。山城として堅固さを誇り、「難攻不落の名城」と呼ばれていましたが、徳川家康の兵糧攻めに遭い落城しました。
見どころ
高天神城の見どころは、標高132メートルの鶴翁山の地形を巧みに活かした山城の建築と、城跡周辺の自然美です。うっそうとした杉や檜に覆われた昼なお暗い石段は、木漏れ日の光と影の中、戦国ロマンを感じさせます。城跡は国の文化財に指定されており、平成29年には「続日本100名城」に認定されました。