静岡県浜松市の市街地を見下ろす、緑に囲まれた丘の上『浜松市秋野不矩美術館(あきのふくびじゅつかん)』は、浜松市(旧天竜市)出身、日本画家《秋野 不矩(あきの ふく、1908年7月25日 - 2001年10月11日)》の作品を収蔵・展示する施設。
《秋野 不矩》は、新しい日本画を創造することを目的に「創造美術」の結成に参加。創作活動を通じて日本画に西洋の様式を取り入れた作品を多く発表。数々の功績が認められ、文化勲章を受章した人物。
自然をキーワードとした建物の設計は《藤森照信》氏。板壁、鉄平石や館内に自然素材がふんだんに使われており個性的なデザインの建築物は美術品と同様に必見。
館内には官展時代の作品やインドを描いた作品を多く展示。また年に数回の特別展・企画展を開催。訪れるたびに新たな《秋野 不矩》の魅力が感じ取れる施設となっている。