大分県大分市神崎の標高625mの高崎山の麓に位置する《万
寿寺別院》の境内にある1953年に開園した『高崎山自然動
物園』。観光客は檻を隔てずにニホンザルの姿を見ること
ができます。★今現在、高崎山の山中に生息する約1200頭
の野生のニホンザルが生息しており「高崎山のサル生息地」
が《国の天然記念物》に指定されています。
開園したいきさつは、昔から高崎山には野生の猿が生息し
ており明治には600頭いたそうです。その後大正時代の山
火事で激減。ですが徐々に数を増やし農作物の被害が深刻
となり一時は狩猟などによるニホンザルの駆除を実地。で
すが効果がなくこれを耳にした大分市《長上田保》が観光
資源として利用を考え餌付けを始めたのが始まりになった
そうです。
今現在《B群、C群》の2つの猿の群が時間をずらして、サ
ル寄せ場に現れます。過去には1000頭の群れの《A群》も
いたのですが、《C群》との争いに敗れ数が激減。2002年
(平成14年)6月頃から姿を見せなくなりました。
園内には、他にも切符売り場からサル寄せ場までを4分で
結ぶ2両編成、定員40名の小型モノレール《さるっこレー
ル》や駐車場には野生サルを見物する前にサルについての
知識を習得できる《おさる館》。そして食事ができる《喫
茶店やレストレン》。おさるグッズを多く販売している
《お土産屋》など充実しています。