入佐の田の神は県指定文化財で、芋石と呼ばれる巨石を背に立っています。この田の神は県下でも造立した時代が古く、山の山頂にあることが特徴です。享保12年(1727年)に入佐地域の同志32名によって開田と稲の豊作を祈願して建られました。入佐の田の神は鹿児島市入佐町にある、入佐の田の神です。入佐バス停から南に行った山中にあります。田んぼから離れた山中にある田の神は珍しいことで有名です。
入佐の田の神は本町十ニ体のうち最古の造立です。丸彫りの僧体立像で高さ九十六センチ幅四十センチで、背後から見ると陽石に見えます。かぶり物は笠です。特徴として右手にメシゲ左手にスリコギを持っています。後姿は陽石の形をしており、子孫繁栄や豊作を願ったものだと考えらています。