判官岬は新冠の町の新冠川を挟んだ西隣の丘の上にあります。この判官館森林公園にはキャンプ場やフィールドアスレチックがあり、それを越えて遊歩道を15分ほど歩くと判官岬に出ます。
岬の先端からは太平洋を一望できるだけでなく、新冠市街や日高本線まで見渡すことが可能です。そして特に新冠川を渡る日高本線が真上から見下ろせるとあって、鉄道写真の撮影場所としても有名です。
またここは源九郎判官義経が上陸し居住した館であるという伝説から判官館という名が付いたとされています。
ピポクチャシとも呼ばれており、かつてはアイヌの砦でした。他にも村を守ってくれる黒狐のカムイの住むポロヌプリで祭場であるというアイヌ伝承があります。
公園内には展望台や判官岬、湿原などがあり遊歩道で結ばれていますが、それはまるで迷路のようになっているので、あらかじめ公園内の案内図をよく見る事が肝心です。