館の岬は国道229号線を乙部から北側に行くと目の前に地層の跡がくっきり見えるようになります。
これが館の岬です。この館の岬は山が海に落ち込んだような岬で、国道はトンネルで館の岬を抜けるが、トンネル入り口の岩肌や館の岬トンネルを抜けた先の右側斜面の山肌に地層の跡がくっきりと見えます。
これはここがかつて海底だった証拠です。140~500万年前に海底に地層が堆積した後、地殻変動により隆起し、そして波の浸食によって地層の断面が見えるようになりました。
これだけ容易に地層が大規模にくっきりと見えるのも珍しく、東洋のグランドキャニオンとも呼ばれています。時間のない方は地層を見ながら車で通り過ぎるだけでも十分楽しむことができます。