第三展望台は摩周湖は周囲20km、面積19.2平方kmのカルデラ湖としては日本で6番目に大きな湖です。
摩周湖は特徴的なカルデラ湖を現しており、150~350mの火口壁は平均45度も切り立っており、人の近づくことのできない神秘の湖となっています。
その摩周湖の西岸にある展望台が第三展望台です。
この第三展望台からの眺めは、カムイヌプリの岩肌こそ角度的にほとんど見えませんがカムイヌプリの正面にカムイシュが見え、摩周湖を見渡す視界の広さでは第一展望台と同じかそれ以上あり、しかもこちらは駐車場が無料ですので、摩周湖見学を安くあげるなら第三展望台がおすすめです。第一展望台よりもさらに100m程度標高が高く、摩周湖の湖面は遙か下に見えます。
この第三展望台からは摩周湖だけでなく屈斜路湖や硫黄山まで眼下に見渡すことができ、こちらも景色の良さから必見です。摩周湖は周囲から流れ込む川がない事から、かつては世界一透明度の高い湖とされ、その透明度は40mを越えていいましたが、現在では酸性雨の影響で透明度は下がりつつあります。この第三展望台から第一展望台にかけての道道52号線沿いは、かつては森林だったと思われるが今では立ち枯れした荒涼とした姿が続いています。