岡山県岡山市北区足守にある『近水園』は、6代藩主《木下きん定》が18世紀初め頃に造ったとされる約5500平方メートルの敷地を誇る小堀遠州流池泉回遊式庭園。
県下では岡山の後楽園・津山の衆楽園と並ぶ大名庭園として有名。大変価値の高いことから岡山県指定名勝に指定。樹齢数百年のカエデや桜がその周りを囲み池の中には鶴島と亀島の二島が配置。桜や紅葉の季節を始め季節によって変わる美しい光景は見事の一言。
また山のふもとから池面にのり出すように建つ屋根は茅葺の切妻造り。2階が舟底天井。1階がさし天井が特徴の『吟風閣』も必見。見応え充分の岡山を代表する大名庭園として多くの人が季節関係なく訪れる人気スポットとなっている。