山形県上山市松山にある『春雨庵』は、たくあん漬の名の由
来で知られる《沢庵 宗彭 ( たくあん そうほう )》が3年間
上山で過ごした建物を、1953年(昭和28)の再建して公開して
います。★山形県指定史跡に指定。
《春雨庵》は、京都大徳寺の僧であった《沢庵 宗彭》が、
紫衣事件で上山に配流されたときに、上山城主《土岐頼行》
が仮住まいとして寄進したと伝えられています。また《詩歌、
書画、茶道、武道》の知識が深く人柄も優れていた沢庵は、
《徳川家光》に気に入られ《東海寺》を寄与。沢庵の教え
を受けるため《家光》は、75回東海寺を訪れたとも伝えられ
ています。
★往時の風情を伝える敷地内には茶室《聴雨亭》があり、予
約することで、味わい深い抹茶(500円)をいただくことがで
きます。