富山県中新川郡立山町芦峅寺の雄山山頂の西側にある『山崎カール』は、地理学者《山崎直方(やまざきなおまさ)》博士が日本で初めて発見した氷河地形の圏谷。
1905年(明治38年)に日本で初めての発見者である地理学者の山崎直方の名を取って命名された「山崎カール」は、立山の雄山北西山腹に見られる圏谷の幅は約400 m、長さ約600 m。後に日本に氷河時代が存在したことが証明されたことで知られる氷河地形の圏谷。
大変貴重なことから国の天然記念物に指定。圏谷内は立入禁止となっているがミクリガ池北のエンマ台展望所から壮大な氷河地形の圏谷を望むことが可能。日本の歴史の神秘さを伺い知ることができる人気スポットとなっている。