歴史
高岡市の大佛寺に位置する「高岡大仏」は、地元の銅器製造技術を結集し、1907年から26年かけて完成された青銅製の阿弥陀如来坐像です。この仏像の建立は、およそ800年前、源義勝が越中に入道し、木造大仏を建立したことにさかのぼります。その後、何度も荒廃や焼失を経験しましたが、地元の人々の願いと努力により再建され、現在の形に至りました。
見どころ
高岡大仏は、高さ約16メートルの阿弥陀如来坐像です。その特徴は、背後にそびえる「円光背」で、青銅製の仏像としては非常に印象的です。1933年に三代目の再建が行われ、この大仏は焼失を三度も乗り越えた歴史を持っています。高岡市民の寄進と情熱、鋳物の町高岡の鋳造技術が結集して造られ、奈良や鎌倉の大仏と並んで「日本三大仏」と称され、市民からは「だいぶっつぁん」と呼ばれています。