富山県砺波市にある砺波市立『砺波郷土資料館(となみきょうどしりょうかん)』は築100年超の建物を利用して昭和58年(1983)に創立。地域の考古・歴史・民俗資料を収集・保存・展示する施設。
施設に利用されている建物は明治42年に建てられた「中越銀行」を昭和57年にチューリップ公園内に移築されたもの。外観は明治洋風建築の代表的な建物。内部に関しても西洋の高貴な雰囲気がただよい和紙に唐草模様を浮き彫りにした金唐革紙張りの天井は必見。価値が高い建築物として砺波市の文化財に指定されている。
施設内には郷土の地理・歴史・民俗等に関連する展示の他に、調査、資料収集を行う「砺波散村地域研究所」を併設。地域の歴史の流れや魅力が伝わる施設となっている。