群馬県富岡市にある『富岡市立岡部温故館(とみおかしりつおかべおんこかん)』は、「文化財は地域社会のもの」との趣旨から、昭和58年4月に開館。江戸時代に、地元の特産物(麻・砥石)の取引をしていた地方きっての豪商として知られる岡部家の11代《岡部定信》氏の代々受け継いできた歴史資料、美術品を収蔵・展示する施設。
★管理・運営は、富岡市。
館内の1号館展示室では、地方豪商・豪農であった岡部家の旧蔵品を中心としての展示。2号館展示室では丹生地域で生産されていた麻に関する資料を中心として、生活用具「桐箪笥、ランプ、行灯、火鉢」を展示。なお展示物は定期的に入れ替えを行う。
また群馬県にゆかりのある文人《新井洞巌、乾南陽、市川米庵》
の作品を随時展示する3号館展示室も必見です。