歴史
御殿山は、徳川家康公の命令によって天正10年(1582年)に造られた蒲原御殿のための山として知られます。蒲原御殿は将軍家の上洛時に利用された場所であり、その後は元禄12年(1699年)の大津波で流された蒲原宿の移転先となりました。御殿山は現在でも蒲原御殿の名残をとどめ、市内有数の桜の名所としても知られています。
見どころ
御殿山は静岡県内でも有数のお花見スポットで、約800本のソメイヨシノとオオシマザクラが山全体を華やかに彩ります。特に3月下旬から4月上旬にかけて見頃となり、ピンク色に染まった景色は見事です。山頂からは富士山や駿河湾を一望することができ、散策やトレッキングも楽しめます。さらに、さくらまつりの期間中にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気が演出されます。