元々は狸沼あるいは田貫沼と呼ばれていた小さな沼地であったが、1923年に発生した関東大震災の影響で、周辺の水の供給を賄っていた芝川の水量が減少したことから、農業用水を確保するために1935年(昭和10年)から狸沼に堤防を建設し始め、沼を人工的に拡張。これにより706,000m³の貯水ができる人造湖となった。その後も水の需要増加に応じて堤防の拡張工事を行い、東西1km、南北0.5kmの大きさになり、貯水量が1,200,000m³にまで増えた。
周辺にはボート乗り場があり、ヘラブナ釣りも盛んに行われている。北岸では4月中旬~5月中旬に多くのレンゲツツジ・ヤマツツジが姿を見せる。各種の野鳥やホタルの観測スポットとしても知られる。レンタル自転車があり、湖を1周20分~30分位で楽しむことができる。
当地は富士山の大沢のほぼ正面方向にあたり、富士山の険しい山容を望める適地である。
4月20日と8月20日頃の天気の良い早朝に、湖畔にある休暇村富士の正面からダイヤモンド富士を見ることができ、多くのカメラマンで賑わう。 キャンプ場も設けられているため、キャンプを間に入れた富士山観光も可能である。