静岡県伊東市東松原町にある『東海館(とうかいかん)』は、昭和3年に稲葉安太郎氏によって創業。昭和初期の建築様式をそのまま残す伊東温泉を象徴する木造3階建の温泉旅館。
1928年(昭和3年)に温泉旅館として営業を開始、狩野川台風で大きな被害を受けたこともありますが修理改築をしながら営業。70年営業した平成9年に営業を終了。建物が市に寄付され平成13年に伊東温泉観光文化施設『東海館』としてリニューアル開館。
建物内は、木目の美しい質のよい木材、客室の飾り窓、床柱、彫刻、書院障子のデザイン、昔ながらの照明器具など、各階・部屋によって異なる。これは多くの職人が手を凝らしたことが伺い知ることができる。
また土・日・祝日には、昭和の伊東を代表する老舗旅館のお風呂に入浴することも可能。旅の思い出として利用するのも良いかもしれません。