歴史
岩科学校は、明治12年4月に松崎で着工され、翌明治13年9月に完成した日本で有数の古い学校のひとつです。当時、岩科村では教育振興の熱が高く、村内から寄附金が集められ、棟梁の菊地丑太郎と高木久五郎により設計されました。完成当時から印象的な洋風デザインが特徴であり、日本でも有名な旧睦沢学校や旧開智学校に次ぐ古い学校として知られています。
見どころ
岩科学校の見どころは、なまこ壁を生かした社寺風建築様式と、洋風のバルコニーなどが調和した建物です。内部には黒板や机などが残され、当時の学校の様子を垣間見ることができます。平成4年には、2年間の改修工事を経て、明治13年当時の姿に復元されました。伊豆地区で最も古い小学校として、地域の文化財として大切に守られています。