有吉佐和子文学碑は作家である有吉佐和子が黒島を舞台にした小説「私は忘れない」を発表し、偲び、その題字を刻んだ碑が建てられています。有吉佐和子は日本の歴史や古典芸能から現代の社会問題まで広いテーマをカバーし、読者を惹きこむ多くのベストセラー小説を発表しました。
昭和34年に有吉佐和子さんの朝日新聞連載小説「私は忘れない」が映画化されたことによって松竹映画の撮影ロケ班一行が20日間にわたり黒島に滞在してロケが行なわれました。そして島民多数が出演しました。これを記念して平成4年に「有吉佐和子文学顕彰碑」が建立されました。この映画を切欠に黒島の名を日本中に知らしめました。この小説が島に与えたインパクトは思いのほか大きなものです。