薩摩黒島は,大隅諸島のうち薩摩半島と屋久島のほぼ中間に位置する三島村の一番西にある島です。
薩摩黒島の森林植物群落の対象は海岸部から山頂部までの照葉樹を中心とした森林植物群落と海岸からの植生の垂直分布地帯にあります。
指定地は本土山地系の植物、トカラ列島要素の植物、南方系植物などが混在した独特の植物相を持った貴重な森林植物群落が残された地域です。
黒島自体は全体を広葉樹の原生林に覆われており、独特な植物相の森林が残され、海岸線から山頂部までの植生の連続的変化が見られます。非日常感を感じたいのでしたら最適な場所です。山頂部を中心に約2kmの遊歩道があり、森林植物群落で自然豊かな環境の中トレッキングを楽しむことが可能です。