歴史
稲佐の浜は島根県出雲市大社町に広がる砂浜で、国譲り神話の舞台とされています。「出雲国風土記」には「伊那佐之小濱」や「五十田狭の小汀」という名前が見えます。また、稲佐の浜から南へ続く薗の長浜は、出雲半島西部の海岸で「出雲国風土記」に記載された「国引き神話」において、島根半島と佐比売山を繋ぐ綱とされています。
見どころ
浜辺には大国主大神と建御雷之男神が国譲りの交渉をしたとされる屏風岩があります。海岸の南には長浜海岸(薗の長浜)が広がり、国引きの神話に登場する島を結ぶ綱とされます。美しい海岸線がパワースポットとして人々を魅了し、旧暦の10月10日には全国の神々を迎える場としても知られています。