島根県出雲市にある『出雲文化伝承館』は、平成3年(1991)に創立。地域ゆかりの美術工芸・歴史・民俗資料など、出雲地方の伝統を広く伝えることを目的とした施設。
施設建物は、出雲地方の大地主だった江角邸の母屋、長屋門を移築したもの。広い土間に立派なケヤキの大黒柱、重厚な黒松の梁組など、当時の屋敷の風格を垣間見ることができます。また巨大な飛び石や短冊石を配し、黒松を中心にモッコク、ヒバ、モチなどの緑樹が多く見られる「出雲流庭園」では、四季折々の美しい光景を見ることができます。
他にも千利休が建て、松江のお殿様・松平不昧公の愛用した茶室「独楽庵」を復元した茶室。雅にお抹茶(お菓子付きで400円)をいただける「松籟亭」。美味しい蕎麦を提供する「羽根屋」や「そば縁」も併設されています。