ムシロ瀬とはゴツゴツとしたムシロ瀬の岩のことです。犬の門蓋のような奇岩の連続、そして、灼熱の太陽の下でくりひろげられる闘牛の荒々しさ。
徳之島にはぞくぞくするほど、熱い鼓動が息づいています。それでいて、阿権の石垣の通りや夕陽が沈む犬田布岬に立った時、熱い鼓動はおさまり、スローな空気につつまれます。
島の北端にあって、奄美大島が眺望できます。岩場の海岸が続くなか、ここだけ花崗岩が広がっています。岩石がムシロを敷きつめたように見えることから名前が付きました。
異空間を感じるこの場所は奄美十景のひとつに選定されています。サンゴ礁の多い徳之島にあって、珍しく花崗岩が広がる場所。その様相はとても壮大な景観。付近には大島紬で使われる車輪梅(しゃりんばい)がたくさんなっています。